クリスタルボンドのよくあるご質問
クリスタルボンドの非常に多い質問
個人でもクリスタルボンドの施工をお願い出来ますか?
全く問題ございません。個人様にもクリスタルボンド施工はおススメします。少ない面積でもお気軽にお問い合わせ下さい。
クリスタルボンドの日射・可視光線・熱性能/省エネ編
クリスタルボンドを施工すると室温が何度変わりますか?
設置環境にもよりますが、クリスタルボンドを施工した窓ガラス付近で3~10℃温度が低くなります。室内温度に関しては測定個所によって差があるので
一概には答えられません。ガラス付近や出入口付近、室内中央や天井付近等によって室温が変わります。
可視光線透過率は高いのに、暑さをカット出来るのはなぜですか。
着色ガラスは可視光線領域を大幅にカットしますが、赤外線を通しているものが多くあります。
一方クリスタルボンドは、赤外線を大幅にカット(90%)しますが、可視光線は十分に透過(76%)させます。つまり、赤外線よりも可視光線を透過させるように設計されているのです。
日射が遮蔽されるということは、室内が暗くなりませんか?
いいえ、コーティング膜の可視光線遮蔽率はわずか10-14%です。例えば、6mm 厚の普通のガラス
の場合、元の可視光線透過率は88%ですが、クリスタルボンドの施工後は76%になります。
着色ガラスにもクリスタルボンドと同じような遮熱性能はありますか。
着色ガラスもある程度、熱を遮断することが出来ますが、同時に可視光線透過率が下がりますし、外の景色がいつも着色ガラスを通した色に見えてしまう、という難点があります。
一方、クリスタルボンド の場合、高い可視光線透過率を維持しながら紫外線は99%、赤外線は90%カットすることが出来ます。コーティングはクリアタイプでガラスに色はほとんど付きません*ので、店舗の窓、ショールーム、ディスプレイ、トップライト、ホテル等の窓にも最適です。
*若干グリーンがかった色になります(ガラスの色を濃くしたような感じです)。ディスプレイに使用される場合、施工前にサンプルガラスでご確認ください。
*若干グリーンがかった色になります(ガラスの色を濃くしたような感じです)。ディスプレイに使用される場合、施工前にサンプルガラスでご確認ください。
クリスタルボンドの施工により、どれくらいの省エネになりますか?
省エネシミュレーションには専門家による複雑な計算が必要となります。お客様の方で元のガラスの光学性能や窓ガラスの寸法、方角、場所等の詳細必要情報をご準備いただけましたら、こちらで概算省エネ率をシミュレートすることが可能です。基本的に、東及び西向きの窓から侵入するエネルギーの20%程度を削減することが出来るとお考えください。
温度変化については、クリスタルボンドの施工により直射日光のあたる窓際では3~10℃温度が下がると予想されます。
クリスタルボンド はエネルギー吸収タイプですか、反射タイプですか。
クリスタルボンドはエネルギー吸収タイプのコーティングです。
紫外線を99%カットするということは、家具やディスプレイの展示品等がまったく日焼け・色褪せしなくなるという意味でしょうか。
一般的にUV カットすれば色褪せしなくなると考えられていますが、実際はそうではありません。クリスタルボンドは色褪せを防止することは出来ませんが、低減させることは出来ます。
色褪せの主な原因は紫外線ですが、紫外線だけで色褪せする訳ではありません。下のグラフは色褪せの原因要素の内訳を示しています。
紫外線・赤外線をカットすると、家具や展示品どの程度長持ちするようになりますか。
この点については、はっきりとしたお答えは致しかねます。色褪せについて、耐久性は色、使用顔料、素材、使用頻度、環境(紫外線の強度や晒されている時間、温湿度等)、メンテナンス具合によって大きく異なります。耐紫外線素材が使われている場合、一般に色褪せには強くなりますが、上述の通り紫外線カットのみでは色褪せを止めることは出来ません。
紫外線がカットされても、室内の観葉植物等の生育に影響しませんか。
紫外線が無くても植物は育ちます。植物の生育に必要なのは、十分な自然の可視光線です。従って、クリスタルボンドを施工しても植物には影響しません。
まぶしさを防ぐことができますか。
元のガラスと比べれば、多少なりとも可視光線透過率は下がりますが、クリスタルボンド は室外の明るさを最大限取り込むことを大きな特徴としておりますので、まぶしさの防止にはなりません。
クリスタルボンドを施工するとフィルムを貼った時のように、景色が歪んで見えることがありますか。
クリスタルボンドは像の歪みを最小限に抑えています。
クリスタルボンドコーティングはガラスに化学的に密着しており、フィルムのように糊による接着ではありません。従って、コーティング膜とガラスの間に気泡が入るようなことはあり得ません。さらに、硬化後ほぼガラスと同じ組成の薄膜を窓ガラス上に形成しますので、像の歪みは最小限に抑えられます。
クリスタルボンドコーティングはガラスに化学的に密着しており、フィルムのように糊による接着ではありません。従って、コーティング膜とガラスの間に気泡が入るようなことはあり得ません。さらに、硬化後ほぼガラスと同じ組成の薄膜を窓ガラス上に形成しますので、像の歪みは最小限に抑えられます。
クリスタルボンドの技術情報編
クリスタルボンド は特許製品ですか。
世界16 ヶ国で特許取得済みです。(日本、USA、イギリス、オーストラリア、ベルギー、ブルネイ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、インドネシア、韓国、マレーシア、シンガポール、台湾、タイ)
「ゾルゲル」とは何ですか。
ゾルゲルとは液体から固体への相変化を表す用語です。クリスタルボンド はこの技術を用いて、高温環境を必要とせず、ガラスのような組成物を窓ガラス上に形成させています。通常、ガラスの製造には600℃以上の高温が必要ですが、クリスタルボンド は室温環境下での形成が可能です。
クリスタルボンドの成分は何ですか。
主成分はシリコーンベースのバインダーで、ガラス(SiO2)に非常に良く似た物質ですので、ガラス表面と非常に相性が良く、
■ 透明度
■ 耐候性、耐摩耗性、耐火性
の点でガラスと似た特性を有します。
■ 透明度
■ 耐候性、耐摩耗性、耐火性
の点でガラスと似た特性を有します。
クリスタルボンドの物性及び保証編
耐久性はありますか。フィルムのように経年で剥がれたり、気泡が発生したりすることはありますか。
クリスタルボンド はガラスと似た物質です。ガラスに糊による接着ではなく、化学的に密着しますので、フィルムのように剥がれたり、気泡が発生することは構造上ありません。
塗膜の厚みは何ミクロンですか(対フィルム比較)
クリスタルボンド の平均膜厚は7 ミクロンです。一般的なフィルムの厚みはおよそ50~100 ミクロンです。(フィルムにより異なります)
ガラス破損時の飛散防止効果はありますか。安全という意味ではフィルムの方が良いのでしょうか。
クリスタルボンド を施工しても、元のガラスの安全特性が変わるものではありませんので、元のガラスと同じようにコーティング済みガラスも割れます。飛散防止効果はありません。
傷防止効果はありますか。塗膜の硬度はどれくらいですか。
クリスタルボンド の表面硬度は6H です。ある程度傷に対しては強いですが、「傷付かない」というレベルではありません。
クリスタルボンドは耐火性コーティングですか。
クリスタルボンドは不燃性です(試験:JIS R3211,3212 準拠)ので、炎に晒された場合にも炎上及び有害ガスの放出はありません。
クリスタルボンド の塗布により普通のガラスを防炎ガラス/耐火ガラスにすることは出来ますか。
上述の通り、不燃性ではありますが、耐火及び防炎とは性質が異なります。従って、防炎ガラス/耐火ガラスにはなりません。
10年後、塗膜はどうなってしまうのですか。機能がなくなったり、塗膜が消えたりするのでしょうか。
耐候促進試験(キセノン照射、ISO11341 準拠)の2000 時間(実暴10 年相当)後の結果では、機能の劣化は最小限に抑えられており、紫外線遮蔽機能には約7%の低下が見られます。(機能劣化については実際の環境により異なります)
クリスタルボンドの施工編
施工可能最大/最小面積はありますか。
施工面の高さ制限はありません。横幅については、最大幅6m程度のガラスまで対応致します。現在、さらに広いガラスにも対応できるよう、開発中です。
施工後、目立つ継ぎ目が残るのでしょうか。
フィルムの場合、ロール幅が決まっておりますので、それを超える幅のガラスに施工すると継ぎ目が出来ますが、クリスタルボンドはコーティングですので、幅広ガラスへ施工しても、硬化後に継ぎ目は残りません。
室外側に施工できますか。
塗膜劣化防止のため、施工は基本的に室内側のみです。
ポリカーボネートやアクリル板に施工できますか。
クリスタルボンド はガラスを対象に開発されています。ポリカーボネートやアクリル板の素材はプラスチックです。プラスチックに対しては密着性等の問題により、施工できません。施工対象はガラスのみです。
施工の所要時間はどれくらいですか。
ガラスのサイズによって異なりますが、一日当たり10㎡が目安です。現場によって前後致しますので、施工サポート担当者にお問い合わせください。
新築物件の場合、ガラスを建物に入れる前にガラスに塗ることは可能ですか。
-
可能です。ガラス業者様によってはそちらをご希望のケースもございます。ただし、コーティング済みガラスを梱包する前に、塗膜面保護のため下記の手順が必要となります。
- 塗膜が完全硬化していること(目安として1 週間以上経過していること)
- 硬化を早めるため、指触乾燥後、直射日光に当てていただくこと
- 塗膜を水に濡らさないこと
フィルムの上から施工できますか。
出来ません。フィルムを剥離してからコーティングしていただくことになります。その場合、別途フィルム剥離作業費が発生致しますので、ご了承ください。
クリスタルボンド の施工後は、元のガラスの色が変わってしまうのでしょうか。
コーティングはわずかにグリーンがかっていますが、基本的には無色と言えるレベルです。(元のガラスの色を少し濃くしたようなイメージです)未施工ガラスと施工済みガラスを並べて比較しない限り、違いは分からないレベルです。
施工後、臭いがしますが、何の臭いですか。健康への影響が心配です。
施工後の臭気は、コーティング剤に含まれるアルコール系溶剤によるもので、1 日で消えます。指触乾燥後、窓を開けて換気すれば臭いはなくなりますのでご安心ください。また、使用溶剤の量につきましては、所定機関の定める基準値以内です。臭いに敏感な方につきましては、施工後1 日は施工した部屋への入室を控えられることをお勧め致します。
どうやって施工するのですか
-
大まかな手順は以下の通りです。
- 施工ガラス周りの家具の移動及び養生、ガラス周囲の養生
- ガラスのクリーニング(油膜除去含む)
- クリスタルボンドをコーティング
乾燥にどれくらいの時間がかかりますか。
表面が乾くまでに約1 時間かかります(冬期はもう少しかかります)。コーティングから約7 日後に完全硬化します。完全硬化後の窓ガラスの清掃には、柔らかい布や中性洗剤をご使用ください。
コーティングというと、乾燥するまでにどうしても埃が付着しそうです。埃の付着を最小限にするため、どのような対策をしていますか。
-
以下の方法で、施行中の埃の付着を防いでおります。
- 作業エリアの養生
- ガラスを可能な限りクリーニングする
- 作業者の数を制限して、埃がたたないようにする
コーティング工程でガラスを外す必要がありますか。
その必要はありません。現状のまま作業致します。
どうやって塗膜の厚みを均一に保つのですか。
-
以下の方法により、膜厚が一定になるよう施工しております。
- ガラス面積に対して、使用する液剤の量が一定になるようにする(精緻な計量)
- 均一な仕上がりになるよう、施工者は所定の施工方法に忠実に従う
- クリスタルボンド の特徴であるセルフレベリング機能により、所定の方法で施工すれば均一に仕上がる
クリスタルボンドのメンテナンス編
施工済みガラスを清掃するにあたり注意点が何かありますか。どんな洗剤を使えば良いでしょうか。
柔らかい布や中性洗剤をご使用ください。酸性及びアルカリ性の洗剤のご使用はお控え下さい。塗膜を傷める恐れがあります。
コーティング面にステッカーやシールを貼っても大丈夫ですか。ステッカーの糊がコーティング面に残った場合、何を使って取るのが良いでしょうか。
コーティングが完全に硬化した後(7 日後)でしたら、シールやステッカーの貼付は問題ありません。糊除去にはアルコールをご使用になりますと簡単に除去できます。ただし、塗料うすめ液等の有機溶剤の使用はお控え下さい。塗膜を傷める恐れがあります。また、塗膜に傷を付ける恐れがありますので、鋭利な刃物(スクレーパー等)のご使用もお避けください。
コーティング面にキズが付いてしまいました。補修することはできますか。
残念ながら補修は出来ません。
スクイージーを使った窓清掃は問題ありませんか。
ご使用になれますが、コーティング面とスクイージーのラバーの間に砂埃等が噛んでいないことをご確認ください。コーティング面にキズが付く恐れがあります。